私たちの日常に欠かせないアイテムである水筒は、オフィスやアウトドア活動、日常生活での水分補給に欠かせない存在です。保温や保冷機能付きのステンレス製水筒が便利な一方で、持ち運びには少々重く感じることもあります。
そこで注目されるのが、100円ショップで購入できる軽量な水筒です。低価格でさまざまなサイズやデザインがあるため、手軽に複数持つことができます。
ただ、これらの水筒の耐熱性に関する疑問があります。100円ショップの水筒は、多くがプラスチック製で、耐熱性が低めなので冷たい飲み物専用であることが多いです。
寒い季節には、暖かい飲み物を持ち歩きたくなるものです。そこで、100円ショップの水筒がどれくらいの耐熱温度まで対応しているか調査してみました。
100円ショップの水筒で温かい飲み物を入れても大丈夫?
さて、早速本題に入りますが、100円ショップで購入した水筒に温かい飲み物を入れることは問題ないのでしょうか?
その答えは、使っている水筒によって異なります。
100円ショップで販売されている水筒には、耐熱性が商品ごとに様々なため、耐熱範囲を確認することが大切です。
例えば、ある水筒は冷たい飲み物専用として設計されており、耐熱温度がマイナス20度からプラス60度までとなっています。これは、中身を凍らせて使用し、氷無しで飲み物を冷やすことができるタイプです。したがって、このタイプの水筒に温かい飲み物を入れることは推奨されません。
しかし、耐熱性がより高い製品もあります。これらは本体や蓋が100度まで、中蓋が70度まで耐えられる設計になっているため、沸騰直後の熱い液体には適さないものの、暖かい飲み物の利用は可能です。
100円ショップには、ステンレス製の水筒も存在します。これらは価格がやや高めですが、小さめのサイズで持ち運びに便利であり、温かい飲み物にも適しています。ただし、ステンレス製品には特有の使用上の注意が必要なため、使用前に確認することが推奨されます。
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熱湯を入れるとどうなる?
例えば、ダイソーで売られている耐熱温度100℃までという製品でも、実際には熱湯を入れることは推奨されていません。
製品が指定する耐熱温度未満の液体であれば、安全に使用できます。しかし、耐熱温度を超える熱い液体を入れた場合、どうなるでしょうか?
結果として、製品が変形したり縮んだりする可能性があり、使えなくなることもあります。
実際の経験から言うと、ダイソーの水筒に熱いお茶を入れたところ、水筒が縮んで購入時の約3分の1のサイズになってしまいました。新品でかわいいデザインの水筒だったため、失ったものは大きなショックでした。
また、たとえ変形しなくても、熱すぎて手で持つことができなくなる場合もあります。そのため、製品の使用指示に従うことが大切です。
なお、耐熱性が高いとされるステンレス製のタンブラーでも、沸騰したお湯を使うことは避けたほうが良いでしょう。ご注意ください。
簡単な要約
簡単に言うと、製品の耐熱温度以下の温度の飲み物であれば、安心して使えます。しかし、耐熱温度を超えるような熱い液体や沸騰したお湯を入れる行為は避けるべきです。
一般に、100円ショップで売られているプラスチック製の水筒は、冷たい飲み物や室温の飲み物用に設計されていると考えるのが賢明です。
もし温かい飲み物を持ち歩きたければ、少し値段が上がるかもしれませんが、ステンレス製の水筒も選べるオプションがあります。
ただし、購入時には、すべてのステンレス製水筒が温かい飲み物に適しているわけではないため、製品のラベルや注意事項をよく確認することが重要です。
また、ステンレス製の水筒を使う際には、塩分を含む飲料や乳製品が入った炭酸飲料など、入れてはいけない飲み物がある点も注意が必要です。
100円ショップの水筒は熱い飲み物や食洗機に対応しているか?
次に、100円ショップで購入可能な水筒が熱い飲み物や食洗機使用に耐えるかどうかを検証してみましょう。
熱湯の使用については、以前説明した通りです。
100円ショップの水筒で熱湯対応可能なものはあるのか?
先に述べたように、100円ショップの水筒は基本的に熱湯使用には適していません。もし使用する場合は、商品が指定する耐熱温度以下の温度の液体を使用することが勧められます。
100円ショップの水筒、食洗機で洗える?
水筒を使った後の洗い物は避けられないものですが、その形状が複雑であるため、手洗いは意外と大変です。
100円ショップでは、手洗いを少し楽にするためのグッズも売っています。でも、食洗機を使えたら、その手間をずいぶん省けると思いませんか?
そこで、100円ショップで買った水筒を食洗機で洗うことができるかどうか調べてみました。
調査の結果、ほとんどの商品は食洗機での使用を推奨していませんでした。しかし、Seriaで食洗機対応と書かれている商品を1つ見つけました。
ただし、100円ショップの商品は頻繁に入れ替わるため、その商品が今も売っているかは確かではありません。
食洗機対応の水筒を見つけても、生産終了している可能性があり、見つかる可能性は低いかもしれません。
日本食品洗浄剤衛生協会のサイトには、食洗機使用が問題ないとの情報もありますが、100円ショップの水筒によく使われるポリプロピレンは熱に敏感な材質で、使用に制限があるかもしれません。
個人的には、製品に食洗機非対応と表示されている場合、その指示に従うのが無難だと考えます。でも、どうしても食洗機を使いたい場合は、変形や品質劣化のリスクを承知の上で、自己責任で使うことになります。
食洗機の便利さは大きな魅力ですが、使用することで生じる品質の低下や損傷には注意が必要です。
100円ショップの水筒、水漏れやにおいは心配?対策方法をご紹介
日常的にバッグに入れて持ち歩く水筒では、水漏れは絶対に避けたい問題ですね。
100円ショップで購入した水筒でも、水漏れやにおいがするという話を耳にしますが、実際のところどうなんでしょうか?
実際に100円ショップのいくつかの水筒を使ってみることにしました。
100円ショップの水筒は水漏れする?
市販されている一般的な水筒を試したところ、蓋をきちんと閉めれば水漏れすることはありませんでした。
ただし、蓋の閉め方が甘いと、水漏れしてしまう可能性があります。
また、蓋を回して閉めるタイプではなく、プッシュして閉めるタイプの水筒の場合、少し密閉性が劣るためか、水漏れの経験がありました。
このタイプの水筒を使うなら、バッグの中で水筒が倒れないようにするなど、少し工夫が必要です。
100円ショップの水筒からにおいはする?
100円ショップの水筒に限らず、新しい水筒から出る独特のにおいは、特に温かい飲み物を入れた際により強く感じられることがあります。
実際に使ってみると、このにおいは時間が経つにつれて少しは薄れますが、それでも気になる場合、食器用漂白剤を使えばにおいを消すことができます。
ただし、水筒によってはにおいが完全に消えないこともあり、使い続けるうちににおいが強くなることもあるので、気をつける必要があります。
乾燥させた後もにおいが残ることがあります。これは単純に雑菌が原因なのか、それとも製品そのものの問題なのかははっきりしませんが、100円ショップの水筒からにおいがするという話を聞くこともあります。
100円ショップの水筒、温かい飲み物や食洗機対応はどうなる?まとめ
今回は100円ショップにある水筒が、温かい飲み物や食洗機での使用に耐えうるかを調べました。
結果を簡単にご紹介します。
温かい飲み物を入れた場合、100円ショップの水筒はどうなるのでしょうか?
– 商品の耐熱温度内であれば、問題なく使用できます。
– しかし、熱湯の場合は水筒が変形する可能性がありますので注意が必要です。
それでは、熱湯対応や食洗機で洗える水筒は100円ショップで見つかるのでしょうか?
– 残念ながら、熱湯対応の水筒は見つかりませんでした。
– 食洗機対応の水筒はセリアで一部見つかりましたが、いつでも手に入るかは未確認です。