自宅の庭にどんな植物を植えたらいいか迷っているなら、幸運をもたらす樹木の選択を検討してみませんか?
知らずに不吉な木を植えてしまい、後で悔やむことがあるかもしれません。しかし、幸運をもたらすとされる樹木の中から、あなたの好みにぴったり合うものを見つければ、そんな心配は無用です。
風水や運命に興味がある方にとって、これらの樹木は特に魅力的かもしれません。
本記事では、庭に植えるだけで運気を上げると言われている樹木の中から、厳選しておすすめします。
幸運を引き寄せる樹木の魅力
幸運をもたらす樹木とは、古くから守り神として、または負のエネルギーを遠ざけるために育てられたり、幸せや金運を向上させるといったプラスの効果が期待される樹木のことです。
これらの樹木が運を引き寄せると言われる理由は、長年にわたる伝承や神話にその起源を持つことが多く、植物の名前が幸運を意味する言葉と関連していることもあります。
名前が良い意味を持つからといってそれだけでなく、これらの樹木は長い間、幸運を呼び込む庭の植物として人々に親しまれてきました。
幸運をもたらす庭木のガイド
このガイドでは、幸運を呼び込むとされる24種の樹木を紹介しています。
加えて、特定のカテゴリーに基づいて選ばれた別の16種の幸運の樹木も、別の章で詳しく解説しています。
コデマリ
– 植物の名前:コデマリ
– タイプ:低木
– 樹高:1~1.5メートル
– 開花時期:4月~5月
– 花の色:白
– 栽培場所:地植えや鉢植え
– 日照条件:日なた
コデマリは、球状の花束に多くの白い小さな花を咲かせる落葉低木です。これらの小さな花は、「子孫繁栄」を象徴し、家族の健康や幸せを願って庭に植えられます。満開の時期には、花で枝が垂れるほど豊かになり、庭の見どころとなります。
オリーブ
– 植物の名前:オリーブ
– タイプ:中高木
– 樹高:2メートル以上
– 日照条件:日なた
オリーブは、地中海風の見た目から庭の象徴的な木としても人気があります。平和のシンボルとされ、「家庭の幸せ」や「夫婦の調和」などを象徴する縁起の良い常緑樹です。葉が上向きに生えるため、風水では悪いエネルギーを払う力があると言われています。様々な品種があり、実を収穫して料理に使うこともできるため、選ぶ過程も楽しめます。
ローリエ:栄光を象徴する樹木
植物名:ローリエ(月桂冠の木)は、高さが15メートルにも達する常緑高木です。4月から5月にかけて黄色い花を咲かせ、地植えでも鉢植えでも育てることができます。日陰から日当たりの良い場所まで、幅広い光の条件に対応します。
ローリエは、その独特の香りが特徴の葉を料理の香り付けに使用するために乾燥させることが可能です。古代ギリシャでは、神アポロンに捧げられる神聖な木として大変尊重されていました。
勝者に贈られる月桂冠は、オリンピックをはじめとする多くの競技で栄誉の象徴として用いられてきました。このような歴史を持つことから、ローリエの木は勝利や名誉を意味し、庭に植えると吉祥をもたらすとされています。
成長が早く、自然には高くなりますが、適切に管理すれば鉢植えでもコンパクトに育てることができます。
南天:難を転じる
– 植物名:南天(ナンテン)
– 形態:低木
– 最大の高さ:2~3メートル
– 花期:6月から7月
– 花の色:白
– 栽培適地:地植えや鉢植え
– 日照条件:半日陰
南天(ナンテン)は、冬になると鮮やかな赤い実をつける魅力的な常緑低木です。
この植物は、「難を転じて福を成す」という言葉から難転⇒「なんてん」という意味を持ち、長い間、縁起の良い植物として人々に親しまれてきました。
また、昔から「安産を願う」植物としても知られています。
「成天(ナリテン)」とも呼ばれることがあり、これは家庭の幸福や願い事が叶うことを象徴しています。
花言葉には「幸せな家庭」「幸運を招く」といった、良い運を意味する言葉が与えられており、それも南天の魅力の一つです。
柊:守りを象徴する常緑樹
植物名:柊(ヒイラギ)は、高さが6~8メートルになる中型の常緑樹です。10月から12月にかけて白い花を咲かせ、地植えにも鉢植えにも向いています。半日陰の場所が適しています。
柊の特徴は、鋭いとげを持つ葉です。これは節分の飾りなどにも使用され、邪悪なものを避ける力があると信じられています。そのため、玄関や家の不吉とされる場所に植える風習があります。
モクセイ科に属する柊は、開花時には金木犀に似た香りの白花を楽しめます。春には、装飾的な紫色の果実が美しいアクセントになります。
サイズが大きくなることもありますが、剪定することで小さく保ち、吉祥とされる生垣としても活用できます。
千両と万両:縁起の良い植物
– 植物名:千両(センリョウ)
– 形態:小型の低木
– 成長する高さ:0.7~1メートル
– 開花期:6月
– 花の色:黄緑色
– 栽培適地:地植えや鉢植え
– 日照条件:半日陰
– 植物名:万両(マンリョウ)
– 形態:小型の低木
– 成長する高さ:1メートル
– 開花期:7月
– 花の色:白
– 栽培適地:地植えや鉢植え
– 日照条件:半日陰
千両(センリョウ)と万両(マンリョウ)は、冬になると鮮やかな赤い実をつける、縁起の良い植物としてよく知られています。千両はセンリョウ科に、万両はサクラソウ科に属しており、それぞれ異なる科に属するにも関わらず、赤い実をつける特徴で親しまれています。千両の実は葉の上部に、万両の実は葉の下部につくため、この違いで容易に見分けられます。通常、万両は千両よりも多くの実をつけるとされていますが、どちらも「商売繁盛」や「家族の繁栄」を願う縁起の良い植物として、お正月の飾りとしても用いられます。
松:不屈の精神を象徴する木
植物名:松は、高さが1メートルから50メートルにも及ぶ多様な種類があり、5月には赤や黄、茶、紫など色とりどりの花を咲かせます。日当たりの良い地植えや鉢植えで育てることができます。
松は、「松竹梅」で知られる日本の三大吉祥の一つとして、その堅牢な生命力で冬の厳しい寒さも乗り越え、「長寿」や「健康」の象徴とされてきました。
この木は、昔から神聖視され、神が宿る木として尊重されてきました。その強い生命力と長い寿命により、幸運をもたらす庭の木としても選ばれ、その成長をじっくりと見守りたい人にとって理想的な選択です。
梅:健康・長寿・子孫繫栄
– 植物名:梅(ウメ)
– 形態:高木
– 成長する高さ:5メートルから10メートル
– 開花時期:1月から3月
– 花の色:白、赤、ピンク、複色
– 栽培方法:地植えや鉢植え
– 日照条件:日なた
梅は、冬の寒さの中でも花を咲かせる強さを持ち、貴族的な美しさと健康・長寿を象徴する幸運な植物とされています。
梅という名前には「生む」という意味が込められており、「子孫繁栄」を象徴するとも言われています。
様々な品種が存在し、花の色や形は多岐にわたります。また、その香りも梅の魅力の一つです。
庭に縁起の良い木を植えたい、あるいは香り高い花を楽しみたいと考えているなら、梅からお好みの品種を選ぶことをおすすめします。
さらにおすすめ!幸運を呼ぶ庭木たち
庭を彩るための縁起の良い木は非常に多く、ここでは特に人気がある種類をピックアップしてみました。
花の美しさで選ぶなら、以下の樹木がおすすめです:
・ 椿
・ 牡丹
・ 紫陽花
・ ツツジ
・ マンサク
・ ドラセナ(花は珍しいですが)
香りを楽しむなら、これらの樹木が良いでしょう:
・ 沈丁花
・ ねむの木
・ オガタマノキ
・ マンサク
実を鑑賞する喜びを与えてくれるのは、以下のような樹木です:
・ ヤブコウジ
・ クロガネモチ
そして、食べられる実をつける樹木としては、以下があります:
・ 金柑
・ 桃
・ 山椒
・ ダイダイ
・ ザクロ
これらの樹木は、美しい見た目だけでなく、幸運をもたらすとされているため、庭造りにぴったりです。
最後に
幸運をもたらす庭木はたくさんありますので、まずはご自身の庭の雰囲気に合う、見た目で気に入るものを選ぶことが大切です。
気になる樹木を見つけたら、その育てやすさや、定期的な手入れがどれくらい必要かを考えてみましょう。このようにして選ぶことで、植えた後に後悔することがないようにすることができます。
庭の象徴として、幸運を呼ぶ樹木を選んで、ご家庭に幸せが訪れるように心がけましょう。