春が訪れると、たけのこの旬が到来します。我が家では、たけのこを使った煮物や揚げ物など、様々な料理で楽しんでいます。昔はあまんり好きじゃなかった子供も味覚が変わったのか、今では家族全員がたけのこのファンです。
たけのこの料理の下ごしらえ:アク抜き
たけのこの料理には、アク抜きが不可欠です。この工程は少し手間がかかりますが、アク抜きを行わないと、料理に使うことはできません。
一般的には、「米ぬか」を用いたアク抜き方法が知られています。米ぬかを加えたお湯でたけのこを煮ることで、手軽にアク抜きが可能です。しかし、米ぬかを常備している家庭も少ないと思います。もし米ぬかがない場合は、どのような方法でアク抜きを行えば良いのでしょうか?
米ぬか不要!たけのこのアク抜きの代替方法
驚くことに、たけのこのアク抜きには米ぬかが必須ではありません。たけのこのあく抜きといえば「米ぬか」と思っていたので私もちょっとびっくりです。
実は米のとぎ汁、小麦粉、重曹、さらに大根おろしでもアク抜きが可能です。米ぬかが手に入らない時でも、これらの代替方法を活用することができますので、ぜひ覚えておいてください。
それでは米ぬかを使わないたけのこのアク抜き法をご紹介します。
米のとぎ汁を使用
たけのこの皮を剥いた後、大きな鍋に米のとぎ汁と鷹の爪を入れ、約1時間煮込みます。煮終わったら火から下ろして、そのまま冷ましましょう。
小麦粉でアク抜き
約3リットルの水を鍋に入れ、小麦粉大さじ3、お酢大さじ3、塩大さじ2、鷹の爪1本を加えます。たけのこは皮をつけたまま切り込みを入れて1時間煮込み、その後冷まします。さらに水にさらすことで、より効果的にアクを抜くことができます。
重曹を使ったアク抜き
水を鍋に入れ、皮を剥いたたけのこを加えます。水1リットルに対して重曹小さじ1を加え、1時間ほど煮ます。煮終わったら古い水を捨て、新しい水につけておきます。ただし、重曹は多すぎると問題があるので注意してください。
大根おろしを利用
大根おろしの汁をボウルに取り、同量の水で薄め、塩を加えて約1%の濃度にします。たけのこを切ったら2時間ほど漬け込みます。料理に応じて、先にカットしてから漬ける方法もあります。
『なんと、大根おろしを使ってたけのこをアク抜きする方法があるんです!これは私にとっても新しい情報でした。この方法では、水で煮る必要がなく、単に大根おろしに漬けるだけでアクを抜くことができます。』
このアク抜き方法のポイントは、大根おろしに含まれる酵素の働きです。料理に慣れた方々の間では、「米ぬかと鷹の爪でアク抜きした時よりも、大根おろしを使った方が苦味が少ない」との声が聞かれます。
ただ、たけのこは収穫してから時間が経過すると苦味が増すため、一概には言えない面もありますが、大根おろしでのアク抜きがより効果的だと感じる人もいるようです。
しかし、苦味に対する好みは人それぞれ。苦味が少し残ることで野趣を感じるという方もいますから、アク抜きの方法は好みに応じて選んでください。
また、小麦粉や重曹を用いたアク抜き方法も、米ぬかを使った方法と同等の効果があると評価されています。もし急にたけのこを手に入れたけれど米ぬかがない場合でも、家庭にあるこれらの代替品を使えば、十分にアク抜きを行うことができそうです。