スーパーやコンビニで出会う焼き芋の甘い香りに誘われることはよくありますが、家に持ち帰ってみると意外と食べきれないこともありますよね。そんな時、焼き芋の適切な保存方法や日持ちについて知っておくと便利です。今回は、焼き芋の保存方法について詳しくご紹介します。
焼き芋の保存方法と期間
焼き芋は適切な保存方法を守れば、作り置きも可能です。冷凍、冷蔵、常温での保存が可能ですが、保存期間はそれぞれ異なります。特に夏場は食品の保存に注意が必要です。焼き芋の場合、夏でも冷凍や冷蔵での保存が可能ですが、常温保存は避けるべきです。暑い時期は特に、冷凍または冷蔵が推奨されます。
冷凍で保存する際のポイント
焼き芋を冷凍保存する際は、以下のポイントが重要です。
1.焼き芋をしっかり冷ますこと。
2.表面が湿っている場合は水分をタオルで拭き取ること。
3.丸ごとか適切なサイズにカットし、ラップで包むこと。
これらを守れば、焼き芋を冷凍保存することができ、解凍時には電子レンジで約3分温めるだけです。特に蜜芋などの甘いサツマイモは冷凍保存に適しています。
冷凍保存の期間は2週間~1ヶ月
冷凍保存した焼き芋は、約2週間から1ヶ月程度は日持ちします。作り置きに適した保存方法です。
冷蔵での保存方法と期間
焼き芋は冷蔵でも保存が可能です。保存方法は以下の通りです。
1.焼き芋を冷ます。
2.一本ずつラップで包んで冷蔵庫に入れる。
この方法であれば、食べる際に電子レンジで加熱するだけで済みます。カット済みや食べかけの焼き芋も同様に保存できます。
冷蔵保存の日持ちは約4日
冷蔵保存した焼き芋は、約4日間は新鮮さを保ちます。ただし、カットした焼き芋は腐りやすいので、2日以内に食べきることをおすすめします。
常温保存の際の注意点
夏場や食品が腐りやすい季節にはおすすめできませんが、常温保存も可能です。
常温保存の方法
常温で保存する場合は、焼き芋を新聞紙に包んで保管しましょう。ただし、カットしたものや食べかけの焼き芋は常温保存に向いていませんので、冷蔵または冷凍を選びましょう。
常温保存の日持ちは1~2日
常温で保存した焼き芋は、1~2日で食べきることが望ましいです。
さつまいもの栄養成分
さつまいもは栄養価が高く、健康に様々な効果が期待できる食材です。特に食物繊維が豊富です。さらに、ビタミンCやポリフェノールが含まれています。
さつまいもの栄養成分
100gあたりのさつまいもに含まれる栄養成分は以下の通りです。
エネルギー: 132kcal
水分: 66.1g
炭水化物: 1.2g
無機質: 31.5g
ナトリウム: 4mg
カリウム: 470mg
カルシウム: 40mg
鉄: 0.7mg
銅: 0.18mg
マンガン: 0.44mg
ビタミンE: 1.6mg
ビタミンB1: 0.11mg
ビタミンC: 29mg
食物繊維: 2.3g
さつまいもの劣化サイン
さつまいもは、保存方法によって劣化することがあります。以下のサインが見られた場合は注意が必要です。
・黒色や緑色に変色
・オレンジ色やピンク色に変色
・カビの発生
・苦味がある
・腐敗の兆候
甘く美味しい焼き芋の作り方
甘いサツマイモが人気ですが、品種にこだわらず甘く美味しい焼き芋を楽しむ方法があります。それは、サツマイモを塩水につけることです。塩は味の対比効果を持ち、サツマイモの甘みを引き立てる効果があります。塩水に浸すことで余分な水分が抜け、サツマイモはより甘くなります。
おいしい焼き芋をつくるためにはおいしいお芋選びが重要!!
焼き芋におすすめのさつまいもはこちらの記事を参考にしてください。
ほくほく派におすすめ美味しい焼き芋の作り方
自宅で簡単に美味しい焼き芋を作る方法をご紹介します。オーブンを使用すると、温度調整が細かくでき、長時間安定した焼き加減を保持できるため、手軽でありながら美味しい焼き芋が作れるという利点があります。
オーブンを使った焼き芋の作り方
1.さつまいもを水洗いし、湿らせた新聞紙で包みます。
2.それをアルミホイルでしっかり覆います。
3.オーブンで160度に設定し、90分焼いた後10~15分放置します。
4.竹串で柔らかさを確認し、柔らかければ完成です(硬ければ追加加熱)。
焼き芋を美味しくするポイント:
アルミホイルで包む際に水分を残すと、甘さが増します。適度な温度でじっくり加熱することで、さつまいもの甘みを最大限に引き出すことができます。
トースターを使った焼き芋の作り方
トースターでも簡単に焼き芋を作ることができます。均等に焼くためには途中で裏返すことが重要です。
1.さつまいもを水洗いし、アルミホイルで包みます。
2.800~850Wのトースターで15分焼き、10分休ませた後裏返して再度15分焼きます。
3.竹串で柔らかさを確認し、柔らかければ完成です(硬ければ追加加熱)。
電子レンジを使った焼き芋の作り方
時間がない時には電子レンジでの調理が便利です。
1.水洗いしたさつまいもを濡れたキッチンペーパーで包みます。
2.ラップで覆い、竹串で数カ所穴を開けます。
3.耐熱皿にのせ、500Wの電子レンジで10分加熱した後、5分放置します。
4.竹串で柔らかさを確認し、柔らかければ完成です(硬ければ追加で3分ずつ加熱)。
電子レンジで焼き芋を作る際のポイント:
アルミホイルは使用せず、ラップに穴を開けておくことで焼き芋が破裂するのを防ぎます。
ねっとり派におすすめ美味しい焼き芋の作り方
家庭で簡単に作れる!魚焼きグリルと炊飯器を使った焼き芋のレシピ
お家の魚焼きグリルを活用すれば、外はカリッと中はほくほくの美味しい焼き芋が作れます。特に遠赤外線機能付きのグリルなら、専門店のような味わいを自宅で再現することが可能です。グリルで焼くことで、さつまいもの甘みが凝縮され、特別な味わいが楽しめます。
魚焼きグリルを使用した焼き芋の作り方
1.さつまいもを丁寧に洗って、アルミホイルで包みます。
2.魚焼きグリルに入れ、弱火で30分焼きます。
3.その後、10分ほど放置し、竹串で柔らかさを確認します。スムーズに刺さると完成です(硬ければ加熱時間を延長)。
また、炊飯器を使用した焼き芋の作り方もとても簡単です。スイッチを入れるだけで、ふっくらとした美味しい焼き芋が作れます。水の量を調整することで、焼き芋の食感を変えられます。
炊飯器を使った焼き芋の作り方
1.さつまいもを洗い、炊飯器の内釜に入れ、1cm程度の水を加えます。
2.通常の炊飯モードで炊き、10~15分放置します。
3.竹串で柔らかさを確認し、スムーズに刺さると完成です(硬ければもう一度炊き直し)。
美味しく作るコツ:
焼き芋の食感は水の量で変わります。水を多めにするとしっとりとした焼き芋になります。また、さつまいもが大きすぎて内釜に入りきらない場合は、半分に切ってから調理すると良いでしょう。
焼き芋の保存方法のポイントまとめ
焼き芋の保存方法には、簡単で効果的ないくつかの方法があります。特に、大量に作って保存する際は冷凍がおすすめです。食べ残しの焼き芋は、保存用の量を決めてカットし、冷凍や冷蔵で保管すると便利です。これらの方法を試してみてはいかがでしょうか。